クレジットカードで注意すべきこと
クレジットカードは利便性の高さと注意すべき点と両面を抱えています。
便利だけど使い過ぎ云々をマニュアル的に語ることは既に多くおこなわれてきているので、ここでは自分の体験から大切なことがより伝わるように書いていきます。
私が初めてクレジットカードを持ったのは1992年のことでした。
社会人になったばかりで、当時はまだクレジットカードを持っている人も少なく、審査も厳しかったです。
海外旅行のために必要となりクレジットカードを急いで取得するために必死になりました。
当時、日本の大企業の様な知名度はないマイクロソフトに勤め、露崎荘という木造アパートに住む私にはクレジットカードの取得は容易ではありませんでした。一度も借金したことないのになんでなかなか作れないんだろうと不思議に思っていました。
幸い、三菱系列のDCカードが作れたので、それに感謝して以後、28年間DCカードだけ使ってきました。
QRコード支払いは使ってないので、私のキャッシュレスでの支払い経験はこのDCカード一筋だったのです。
社長としての経費の支払いに使ったときは、クレジットカード会社から、一流ホテルのスィートルーム等を選べるプレゼントがきたりしてました。
後から考えると、クレジットカードを会社の経費支払い等にも使ったら、カード会社の手数料収入も大きかったでしょうから、その程度のプレゼントは顧客維持には当然のことだったのでしょう。
海外旅行では、現地通貨を現金で用意すると、為替手数料や帰国時に余った現地通貨の処理がめんどうなので、なるべくクレジットカードを使うのが便利なので、海外ではキャッシュレス比率が劇的に高まりました。
特に問題もなく使えていましたが、ポイントがほとんどつかないカードなのは気になっていました。
アマゾンクレジットカードのメリットが転機
アマゾンで買い物していると、アマゾンカードを持っていれば、毎回2%程度のポイントが付くので、だんだん気になってきました。
それでクレジットカード自体を調べてみると、実に多くの種類があります。
アマゾンカードも三井住友提携カードの1つです。三井住友の提携カードは285種類も検索できました(2022/10/31)。
そのそれぞれの提携先カードが発行元企業のビジネス促進のために発行されているのです!
だから、”お得なポイント制度” の表面上のメリットに乗せられて使っていると、いつの間にか使い過ぎてしまうでしょう。
ただ、私のようなアマゾンで良く買い物をするユーザーはアマゾンカード用意しないともったいないのです。
だからあらかじめ使いたい先が決まっていて、それに対して有利に使えるクレジットカードを限定して選んで使うならメリットを見いだせる場合があるはずです。
同時に、個人が多数のクレジットカードをもつことは、よほど几帳面でうまく使いこなせる人、その煩雑さが気にならないくらいの人でないとリスクが高いと私は考えています。自分の銀行口座から直接引き落とせる穴をたくさんつくるようなものともいえるのがクレジットカードだからです。
結果的に私は現在ほとんど支払いをアマゾンクレジットカードに集約しています。公共料金の支払いの乗り換えが面倒でそれにまだ三菱系のDCカードをつかっていますが、この2種類だけにしています。
さらに、三井住友クレジットカードと、その提携先のカードは実質同じITシステムを使っているので、これは同一種類のカードとみなしています。
-
クレジットカードを多種類持つのは、お金の管理がわかりにくくなることからリスクである。
-
1種類のクレジットカード(同一ITシステム上で運用されているクレジットカード)のみだとそのシステムが止まると使えなくなるリスクがある。
その考えから、私は、三井住友系の提携カードのアマゾンクレジットカードと三菱系のDCカードの2種類のクレジットカードを使う運用にしています。
細かく見ると、実に様々なポイント制度があります。それをうまく使いこなして、その管理にかかる手間も含めて、自分に総合的にプラスに使うのは無理だと判断しています。
ポイント制度のために多種類のクレジットカードを保有することは総合的に見て、リスクとデメリットのほうが大きくなると私は判断しています。
キャッシュレス化された社会で大切になるのは、使いこなす意志と同時に、無理せず使いこなし続けられるように、シンプルにまとめることです。
今後やり方が変わるとして、なるべくシンプルにしておいたほうがよいという基本的な考え方は変わらないと信じています。
ひとつ前の記事
キャシュレスへの個人的体験と考えの告白1